アーユルヴェーダ Anuvasana=油剤 浣腸療法
インドから戻って半年が過ぎ
そろそろbisoamikaを動き出させたいな!
と思っていた矢先
タイミングよく
ケララより帰国したばかりの講師による
バスティ講習&骨盤底マッサージ講習があり、
参加してきました!
バスティ=浣腸 というと、
皆さんはどんなイメージがありますか?
自然療法の中にもいろんな浣腸がありますが
ほんのひと昔前までは便秘の時には
家庭の中でごく一般的に行われていたものですよね。
え!知らないって?
ジェネレーションギャップ、、、笑
いつの間にか自分の身体を
全て医療に任せてしまうようになってしまった現代。
【 管理されたモノ】のようになってしまうと
身体の感受性は鈍くなる一方です。
インドでは
暑くなり過ぎた身体の熱を下げる為に
水で浣腸をするそうで、
もーう、考え方が実にシンプル!!!です。
排泄のための煎液による ニルーハ・バスティと
薬剤吸収のための油剤による アヌヴァーサナ・バスティがあり
古典によると浣腸は【 アーユルヴェーダの半分 】と書かれていて
インドには浣腸専門のクリニックもあるとか!!!
古来からの知恵と最新の分析を上手に使って
温故知新でケアをする時代だと感じます。
さて
わたしの個人的セルフケア論はこの辺にして、、、
ここからは、バスティ講座レポートです!
今回教わったセルフケアは
アヌヴァーサバスティ=油剤浣腸
神経系の強壮に効くとても安全性の高いoilを
使用しました。
人肌に温めたoilを注入した後に
しばらく横になって
わたしがまず感じたのは
アジナチャクラあたりまで
登ってくるスゥーとした清涼感。
次第に胃と腸がぐるぐると動きます。
10分程休んだ後鏡を見てみると
瞳がとんでもなくキラキラして🤩
oilの浸透を実感ました。
細胞膜というのはリン脂質という油脂質で出来ていて
親和性が非常に高いのも油です。アロマオイルも同じく
キャリアオイル=植物油で薄めるのには意味があり
精油成分の薬理を血中に届ける目的で使われています。
(キャリア=運ぶという意味)
細胞膜だけでなくホルモンの材料にもなったりと
人体にとって良質な油は本当〜に必要なもの。
膜と境界というのは個人的にもすごく興味のある分野で
もっと探求したいポイントなのですが
アーユルヴェーダのoilケアというのは
油で悪い油を落とす。
油剤で細胞を浸す。
管の詰まりを取るわけです。
人体は管、管の中は外部!なのですが
バリア機能である皮膚に比べて粘膜は非常に吸収しやすい。
シンプルでありながらも本当に人の身体を解っているよなぁ
と、学ぶ度に驚愕します。
バスティの効果は持続的で
その後も、脊柱沿いにビリビリと痺れが起きました。
🤔思い当たる節を考えてみたら
東京へ越したばかりの頃に
仙骨〜腰背部を強打した場面をハッと思い出しました。
わーーーーーー、、、。
すごいなバスティ。
この事故で後遺症で鉄板のように固まった背中のリハビリに
かなりの時間を費やして来たので
反応してくれた身体に感謝が湧きました。
こんな風に油剤を使ったアヌヴァーサナ
Anuvasana(滞在させて吸収させる)
タイプのバスティは
その人の必要なところに
薬剤oilが浸透していくのだそうです。
インドから戻ってきて
再びカファが上がっていたわたしは
始めは覚醒したものの
(↑カファの典型的な反応のようでした。)
21時ころからは猛烈に眠くなり、、、
翌日も眠いこと眠いこと💤
これはヴァータ的反応だそうですが
うん、わたし近ごろ忙しかったよね。
と一人で納得しつつ、
変化していく反応を観察中。
そして瞳は未だにキラキラしています✨
伝統的によく用いられている
KSHEER BARA TAILAM
※順に(ミルク)(シダ科バラの根っこ 学名 シダ・コーディフォリア)(ゴマ油)といった意味
内服用に特別に作られたものには101 の記載があります。
なんと、101回のプロセス得て作られたオイルです。
貧乏根性で大切にとってあったのですが
この機会にフェイシャル&ナスヤ(点鼻)もやってみよう!
と思います♬
明日も比較的のんびり過ごせるので
今夜もバスティ予定です。
季節の変わり目でもあり
身体は休みを欲しているので
ゆっくり過ごすことにします❤️